預言の声聖書講座 第2部 第10課

10.教派があるのはなぜか 

 キリスト教徒の中には、自分の属している教会だけが正しい教会であると考えたり、たとえ登っていく道はちがっても結局は同じ頂上に違するのだから、どの教会でも自分の都合のよい教会にいけばよいという人もいます。また聖書を土台として自分で信仰していれば教会に属さなくてもいいのではないかと考える人もいます。

 この課では教会とは何か、正しい教会の姿は何かということを、聖書と教会の歴史から学んでみたいと思います。

 教会という意味のギリシャ語(エクレシヤ)はもともと特別の目的のために集められた市民の集まりをさす言葉でした。新約時代(キリスト降誕以後)にこの言葉は、キリストを救い主と信じ、その教えに従う人々の集まりをあらわし、新約聖書の中では次のような意味に用いられています。(1)礼拝のために集まっている人々。(2)ある場所における信者の集まり。(3)全世界の神に従う人々。英語の教会(チャーチ)という言葉は、ギリシャ語のクリアコンからきたもので、「主に属するもの」という意味です。

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川越 勝牧師による音声メッセージ